63人の展覧会
「意匠展」は、私たち千葉大学工学部デザイン工学科意匠系の学生によって、卒業研究・卒業制作を一般の方に披露する場として、毎年開催している展覧会です。
デザイン工学科では、「製品デザイン」「デザインマネージメント」「材料計画」「コミュニケ―ションデザイン」「デザイン心理学」「環境デザイン」「人間生活工学」「デザイン文化計画」という8つの専門分野に分かれてデザインを研究しています。
その研究内容は、プロダクトデザインやグラフィックデザイン、空間デザインなどのいわゆるデザインと呼ばれる専門分野に留まらず、デザインを支える人間工学、材料工学、心理学、文化論などの幅広い領域に及んでいます。
私たちは入学以来、このような環境のもとで「芸術的かつ論理的なデザイン」を模索し、実践してきました。4年間の集大成である卒業研究・卒業制作では、一人一人が様々な問題に対して,とてもユニークな答えを導き出しています。
ぜひこの「意匠展」で、私たち63人の大学生活の成果をご覧頂き、デザインをより身近に感じてもらえたら幸いです。
I have a pen.
4年前、初めて受けたデザインの授業は、「フリーハンドで線をひく」という基礎練習から始まりました。以来、何冊ものスケッチブックを使って自分なりのデザインを書き留め、考え、納得する形が出来上がるまではペンを握る。そんな4年間を過ごしてきました。
生みだした線はやがて「カタチ」となり、「モノ」へとその姿を変えて行きます。しかし、線に込めた意思が最後まで消えることはありません。デザインを学ぶ私たちにとって、線をひく事は、デザインの始まりであり、考えを表現する大切な作業であると考えています。
私たちは卒業という節目に展覧会を開くにあたり、4年前にペンを握っていたとこの新鮮な気持ちを取り戻したいという願いを込めました。「意匠展」を通して、様々な人とふれあい、モノ作りの素晴らしさや喜びをもう一度しっかりと携えて、大学生活を締めくくることができればと思います。ぜひご来場いただき、私たち63人の4年間の成果をご覧下さい。
2007年デザイン工学科意匠系卒業生一同